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小林流空手道の型について

沖縄小林流空手道の型は、この4つの基本動作を組み合わせています。
空手道は型の鍛錬を中心に行う武術ですが、沖縄小林流では「武力」を培うことを目的としています。
つまり型の順序を覚え繰り返すだけの鍛錬では、意味を成しません。
「型」というのは、先達が勝負する中で積み重ねられた「技」と「心」のこと。
生と死の間で生まれたものともいえます。
型の中に込められた「技」と「心」を実践を通して触れ、学ぶことで自らの糧としていくのが、空手道です。
沖縄小林流の起源
沖縄小林流は、かつて「首里手」と呼ばれた空手道の宗派です。
琉球王朝の国王の武術師範であった武術家・松村宗棍師の高弟「糸洲安恒師」、さらに糸洲安恒師から武術を継承した「知花朝信師」らによって作り上げられました。
昭和8年、知花朝信師が流派の伝統を守り、他の流派と区別するために「沖縄小林流」と命名しました。
沖縄小林流の基本形はナイファンチと呼ばれる多くの空手道の基本となる型ですが、糸洲安恒師は、その型を初段として、改良した二段三段を考案。
それに加えて、普及型として平安(5つの型からなる基本形)を作り上げました。
無理がなく自然なこと
小林流の特徴は「無理がなく自然なこと」。
呼吸法や構えには一切無理がないので、力の集中と敏捷性が容易です。
また、力の取り方抜き方に特徴があります。
一撃必殺の当て身の威力を養成するための巻き藁の鍛錬が重要視されています。
また、防御に関しても、きた攻撃に対して守るだけでなく、打ち砕く威力を発揮する「攻防一如」の技法を会得できます。
現在、沖縄小林流の道場は県内に33箇所。(沖縄小林流空手道協会に所属している道場)
県内のみならず、県外や海外にも道場があり、世界に普及発展し続けている流派です。